モノが捨てられなくて困っていました。不用な物をみつけても、まだ使える部分を探して残しておくほど重症でした。
団塊世代の親は物を大事にする人で、私にも「もったいない」がしみついていたからです。散らかった部屋に住んでいましたが、自分では散らかっている認識はありませんでした。
そんな私が約3年ほどで片付けの思考を身につけ、部屋に人を招ける程になりました。
モノを捨てられなかった当時150着ほどあった服を20着にまで減らし、
現在は快適なクローゼットを維持しています。
約5年かかってやっとモノの最小限が見えてきたかなという程度になりました。
この記事では、捨てられなくて困っている人へ、モノを捨てられる考え方について書きます。
1.片付けるための目標設定
1-1.モノを捨てることでどうなりたいですか?
何のために片付けをするのでしょう?
- おしゃれな部屋で暮らしたいから
- 料理がしやすいキッチンにしたいから
- 家事を楽にしたいから
人によって目標は違います。
私の場合、当初は、「おしゃれな部屋で暮らしたいから」という理由でした。
友達の家に遊びにいって、部屋のきれいさに感銘を受け、そこでやっと自分の家の散らかりぐあいに目覚めました
それまでも片付けの本を読んで、いろいろ試したりしてましたが、
当時は、
片付け=収納
という意味合いが強かったです。
モノを捨てるのが苦手な私は、ひたすら収納術ばかり追っていました。
大量のモノを収める収納にはじまり、美しい収納にもハマりました。
しかし、もともと収納も苦手な私が、無理して収納をするのは合わなかったんです。
やがて辰巳渚さんの「『捨てる!』技術」が発売され、
片付け=捨てる
という思考に進んでいきました。
やましたひでこさんの「断捨離」、こんまりさんの「ときめき片付け」も、その流れですね。
モノがなければ、収納するのも楽。
そうわかってからはどんどんモノを手放して、今に至ります。
私の片付けの目標は、「家事を楽にしてやりたいことをする時間を増やすため」に変わりました。
あなたの片付けの目標は何ですか?
また、片付いた部屋で何をしたいですか?
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1-2.目標へ向かう方法をステップ化する
目標を設定したら、その目標を達成するステップを細分化します。
やる気を継続させるためには、小さなステップをこなしていきましょう。
そうしないと、挫折します。
私も何度も挫折しています。
例えば、私の目標は「家事を楽にしてやりたいことをする時間を増やす」です。
そのためには、家事の時間を短縮することが必要だと考えました。
□洗濯干しを時短するために
・洗濯乾燥機を買う
□洗濯物畳みを時短するために
・ハンガーにかけたまま取り込みクローゼットへ収納する
⇒クローゼットにハンガー収納できるスペースを確保する。
□食器洗いを時短するために
・食器洗い洗浄機を買う
□掃除を時短するために
・自動お掃除ロボットを買う
⇒ただし、片付けができていないと使えないため片付けが必要。
□片付けを時短するために
・モノを減らす
あなたの目標に近づくために、やることを細分化しましょう。
1-3.モノをどんどん捨てられる考え
モノをどんどん捨てられる思考、これは究極なのですが、
ズバリ自分の人生の残り時間を意識することです。
人生の残り時間…つまり寿命ですね。
「片付けをしないといけない…」と思いつつ死んでいくのと、
片付けを終えた部屋で、やりたいことをしながら死んでいくのと
どちらがいいですか?
私は現在40代ですが、人生の残り時間を考えた時、
「片付いたおしゃれな部屋で、やりたいことをして過ごす」
という目標たてました。
今のところ、60%くらいは達成できています。
体が元気なのは、せいぜい70歳くらいまでかなと思い、
これからの残り時間は、片付け以外のことも楽しみたいです。
「これ捨てるのもったいないから売りに出そうかな…。」という物があっても、
その手間と時間、得られるお金を天秤にかけると、捨ててもいいやと思えます。
大事なのは、自分の人生を楽しむこと。
フリマで売ることが楽しくて楽しくて!という方ならいいのですが、
もったいないから…という理由だけで出すのは、時間がもったいないと私は思います。
2.まとめ
片付けのことを書くと人生にまで話が膨らみます。
実際、私も片付けをして、人生が変わっています。
自分がやりたいことは何なのか?
何を大事にして生きていきたいのか?
物を選別する中で、自分自身そういった決断をさせられています。
片付けられなかった時代の私は、決断できないままなんとなくで日々を過ごしていました。
片付けることで、自分が大事にしたいもの、もう必要ではないものが明確になり、
先に進む力がわいてくるからだと思います。
この記事が役に立てばうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。